テープ起こしのバイトってどんな感じなんだろう?
- 自宅でできる!
- テープ1本の単価が結構いい
- 音声を聞いて文字にするだけだし、簡単そう
・・・などなど、楽しそうなイメージをふくらませている方もいるかもしれませんが、
テープ起こしには意外にきつい一面もあるんです・・・(笑)
テープ起こしってどんな仕事?
テープ起こしとは、その名の通りテープなどに録音された音声を文字に起こす仕事のことです。
テープ起こしは、音声の内容を聞きながらそれを文字化する仕事です。雑誌などに、インタビューや対談の記事が載っていますよね。私たちがその録音を起こし、ライターさんが記事として仕上げています。
(引用:「テープ起こし」ってどんな仕事?)
給料は時給制のところもあるみたいですが、大抵のところは完全出来高制。
つまり勤務さえしていれば給料が発生する時給制とは違い、『音声の文字起こし1本につき○○円』といった具合に給料が発生するんですね。
もちろん素早く終わらせる事ができれば時給1,000円以上を目指す事だって可能ですし、
逆に仕事が遅ければ時給200〜300円になってしまうことだってあります。
実力が上がればその分稼げる額も上がっていくので、そういった意味ではやりがいのある仕事と言えるかもしれませんね。
やってみた感想
私がやっていたのは『とあるテレビ番組に字幕をつける』アルバイトだったので、正確にはテープ起こしとは少し違うかもしれませんが、
業務内容はさほどかわらないと思うので、個人的な感想を述べていきたいと思います。
やり始めの頃は、楽しくテープ起こしの作業を続けることができていました。
というのも、その私がやっていたのはとある専門的なジャンルの番組のテープ起こしだったのですが、そのジャンルが自分の趣味とモロ被りしてたんですね。
だからそのバイトを選んだという意味もあるのですがw
ですのでテープ起こしとしてその番組を見ている反面、純粋に趣味として見る事もできていたので、個人的に『一石二鳥!』な美味しいバイトだと思って励んでいました。
しかし・・・
テープ起こしは適当が許されないので(わずかなミスなら向こうが修正してくれますが)、起こし間違いがないよう集中して取り組まなければなりません。
一発で文字起こしが決まれば良いのですが、当然そんなに上手くはいかず。
何回も聞いては『あれ?なんて言ってた?』とテープを巻き戻し、
文字を起こせた!と思ったらまたもやその先で聞き逃して巻き戻し・・・。
この巻き戻し作業が個人的には結構苦痛でした^^;
最初は趣味感覚で見ていた番組も、3回も4回も同じ事を言われればさすがに飽きがきて、
やがて自分の中でストレスに変わっていきます(『早く先に進ませろや〜!みたいな笑』)
そうして何回も聞いていくうちに耳鳴りがするようになり、挙げ句の果てには日常生活でもテープ起こしの音声が脳内で何度も再生されるように・・・。(汗)
もちろんテープ起こしは楽しいよ!という人もいると思うので否定するつもりは一切ありませんが、
個人的には
- テープの同じ音声を何回も聞く根気強さ
- 1時間〜2時間に流れる全ての音声を文字に起こす集中力
この2つの力が足りなかったので、結局2ヶ月ほどでギブアップしてしまいました^^;
ただ、個人的に一番嬉しかったのは『タイピングスピードがめちゃめちゃ早くなった』ことですね。
とにかく素早く終わらせてしまおう!とがむしゃらに取り組んでいくうちにいつの間にかブラインドタッチも出来るようになっていました。
そこで身につけたスキルは現在サイトの更新をするにあたってとても役に立っていますし、
個人的にはつらいバイトではありましたが、メリットもあったと思っています。
おわりに
テープ起こしバイトは完全実力主義だと思っています。
実力が高ければその分たくさん稼げる事が出来ますし、なんとテープ起こしだけで月収40万円を達成している猛者の方もいるみたいですからね(笑)
ただし、タイピングに自信がなかったり、仕事をする上でストレスがかかるものはあまり選びたくない、という方にはあまりオススメできません。
1つの案件にあまり時間をかけすぎてしまうと
あんなに苦労してテープ起こしをしたのに、
時給換算してみたらこれっぽっちかよ・・・
と絶望するハメになってしまいますからね^^;
少しでもご参考になれば嬉しいです。
以上、『テープ起こしは聞き取れないし、結構つらい【大学生のバイト】』でした!